情けは人の……

俵 万智サンといえば、30年も前でしょうか、
サラダ記念日
ですね。

少し前のラヂヲ番組で、
「情けは人の……」 俵 万智
の話が紹介されていました。

http://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/radio/r2_genbun/archive/chapter013.html

 

はっきり言うと、
内容はどうでもいい事の連続なのだけど、
聞き始めたら、最後までラヂヲのスイッチを切れず、
結局、夜中の0時をまたいでいました。

どうでもいい内容というのは、
若い人や学生が使う諺の勘違いについて、
俵女史が解説するだけ。

普通の成人なら解説を聞く必要のない、
何の益にもならないことなのに、
うまくひき伸ばし、ひきつけておくのは、
まったくもって大した才能です。

学生が間違った理解で憶えている諺を、
普通の先生なら、正しい答えを教えるだけで終わりなのですが、
彼女は、学生が勘違いした理由をよくよく考えて、
なるほど、そういう訳で新しい解釈をしているのだと新しいものを受け入れ、
現代の背景から類推した学生の勘違いのほうが
正しいかもしれない、と得心するわけです。

結局、彼女自身は、
日本語に対して深い愛情をもっているため、
どんな言葉にも、よくよく考えて理解を深めようとしていることが分かりました。

そして、それを 
丁寧に伝えようとする努力を惜しまない
のですね。

どんな分野であれ、
上級者になると、
些細なことに感情移入をする傾向があるのですが、

俵さんは日本語の超上級者であると、
そのことがピタッと分かる、そんな感じがしました。





関連記事
Date: 2016.12.29 Category: 本・読み物  Comments (0) Trackbacks (0)

この記事へのコメント:


管理人のみ通知 :

トラックバック: